交通事故に関する相談
地方都市における自動車の位置づけは、単なる交通手段という枠を超えた生活の必需品であり、また事業活動を営む企業にとっては、自社製品の運送等に用いる必要不可欠な存在です。しかし、自動車は人が運転する乗り物であり、不注意によって交通事故を起こしてしまったり、交通事故に遭遇してしまうことは避けられず、こればかりはどんな人にも突然起こりうる問題です。
当事務所では、通院・治療中の段階からサポートを行い、適切な保険料が支払われるよう対応していきます。なお、加入している任意保険に弁護士費用特約が付いている場合は、相談料や事件を依頼する着手金などは加入している保険会社が負担するため、基本的に相談者の金銭負担は無料となります。
１．物損事故に関する相談
交通事故に遭遇すると自動車等が破損することはもちろんのこと、修理に出す期間に生じる代車費用や、事故に遭った車が事業用車両である場合は利用ができないことに伴う損害などが発生します。
■自動車そのものに生じた損害
・修復歴有りの車になってしまうため、損害として認めて欲しい
・車を買い換えざるを得ない状態になってしまったので、費用を負担して欲しい
など
■物損事故に関連して生じた損害
・代車を使用したためその費用も支払って欲しい
・営業車が使えなくなったため、その損失を補償して欲しい
・レッカー費用などを支払って欲しい
など
２．人身事故に関する相談
人身事故によって身体に怪我を負った場合、治療費の問題やこれに伴う精神的苦痛、またケースによっては後遺障害が体に残り仕事や生活に支障が出ることがあります。しかし、個人で相手方や保険会社への対応をすることで強いストレスを感じてしまい、交渉を途中で断念せざるをえず、適切な保険金額を受け取れない場合もあります。そのため、専門的な弁護士によって十分な保険料が支払われるようサポートが必要となります。
■治療費等に関する相談
・まだ怪我が完治していないのに、相手方の保険会社から治療費の支払いをストップすると言われた
・怪我の痛みがひどく鍼灸やマッサージなどを受けたいが、治療費を支払ってもらえるのか
・将来、後遺症が残った場合、日常生活に必要となる用品について負担してもらえるのか
など
■後遺障害に関する相談
・治療中に医師から後遺障害が残る可能性を指摘されたが、注意することはあるのか
・患部に痛みやしびれが残っているが、後遺障害に該当しないと判断された
・認定を受けた後遺障害の等級に不満があるため、異議申立をしたい
など
■慰謝料に関する相談
・保険会社から示談金額の提示を受けたが、示談に応じて良いのか分からない
・保険会社に慰謝料の増額を申し出たが、取り合ってもらえずどうしたらよいのか分からない
など
■休業損害に関する相談
・入院や通院のため仕事を休まざるを得なくなったため休業損害を支払って欲しい
・会社を経営（個人事業主を含む）しているが、どのように休業損害の額を出せばよいのか分からない
など
■逸失利益に関する相談
・後遺障害の影響で事故前には出来ていた仕事が出来なくなった又は支障が出るようになった
・たまたま就職活動中であり、仕事に就いていなかったが逸失利益は支払ってもらえるのか
・専業主婦や学生であったが逸失利益は支払ってもらえるのか
など
３．事故態様に関する相談
事故に遭った場合に自分と相手方の過失割合はどのくらいになるのか、また自分が記憶している事故態様と相手方の言い分が食い違うなど、過失割合をどのように考えたら良いのかが明らかでない場合があります。この場合は、過去の事例に照らして過失割合の見立てをしたり、客観的な証拠から事故態様がどのようなものであったのかを再現する必要があります。
■道路上での事故に関する相談
・赤信号を無視して衝突されたが、相手方が自分は青信号であったと言っている
・交差点を直進中に右折車両してくる車と衝突したが、自分も速度超過だった
・自転車で歩行者とぶつかったが過失割合はどのようになるのか
など
■道路外の駐車場などでの事故に関する相談
・駐車場でバックしているところに、相手方の車が突っ込んできた
・駐車スペースから急に発信した車にぶつけられた
など
