不動産に関する相談
不動産は会社・個人にかかわらず重要な資産の１つでありますが、売買契約、賃貸借契約、相隣関係など様々な問題を抱えることが多く、また民法以外の特別法が関係する場合もあるため、弁護士による専門的なサポートが必要となる分野です。
１．売買契約に関する相談
不動産の取引は多額であり、一度購入してしまうとその後簡単に手放せるものではないため、契約の締結は慎重に行う必要があります。また、万が一、不動産の売買契約に問題が生じた場合は、速やかに契約を解除して支払った代金などを返還してもらう必要があります。
■契約の締結・解除
・売買契約書に問題がないかリーガルチェックをして欲しい
・売買契約書を作成して欲しい
・契約違反があったため契約を解除して土地・建物又は売買代金を返してほしい
など
■不動産の欠陥・瑕疵
・購入した土地が有害物質により汚染されていたので売主の責任を追及したい
・購入した建物に欠陥・瑕疵があったため契約を解除したい又は損害賠償金を請求したい
など
２．賃貸借契約に関する相談
不動産を賃貸借する場合、貸主と借主は継続的な取引関係を持つことになりますが、賃料を支払わない、契約違反の行為をする、借主が荷物を置いて行方不明になるなど、契約締結時には予想していなかった様々な問題が生じる場合があります。また、賃貸借契約の種類も複数あり、その用途によって事業用借地、定期借地、普通借地など適切な契約形態を選択する必要があります。そして、賃借人にとって不動産は、私生活や事業活動の基盤であり、立ち退きや明け渡しにより大きな不利益を被ってしまうため、通常は賃貸人の都合よりも法的な保護が与えられており、この趣旨に即した解決を目指す必要があります。
■契約の締結・更新・解除
・賃貸借契約書に問題がないかリーガルチェックをして欲しい
・用途に応じた賃貸借契約書を作成して欲しい
・賃貸借契約を更新したいが貸主が応じない又は賃貸借契約を更新したくないが借主が応じない
・契約違反があったため契約を解除したい
など
■賃料に関する問題
・賃料を支払わない
・賃料が相場と比較して高額過ぎるのでの減額したい又は安すぎるので増額したい
など
■土地・建物の明渡し
・建物を撤去して土地を明け渡して欲しい
・建物から退去して欲しい
・借主が荷物を置いて行方不明になったが処分して欲しい
など
３．土地の境界・所有権の有無・登記に関する相談
隣人と土地の境界や所有権の有無についてトラブルになると、人間関係も複雑になり、多くのケースは当事者の話し合いでは解決できない状況にあります。また、境界の確定や所有権の有無は、過去の事実関係を資料に基づいて明らかにする必要があることから、弁護士による専門家のサポートが重要となります。
■土地・建物の明渡し
・無断で建物・工作物を設置されたので撤去して土地を明渡して欲しい
・無断で建物を占有しているので建物から退去して欲しい
など
■境界の確定・所有権の確認
・隣人と土地の境界でもめて紛争になっている
・土地の所有権の有無で紛争になっている
・昔は他人の土地だったが、土地を長期にわたって占有したため取得時効が成立する
など
■不動産登記
・売買契約が解除されたのに、登記が未だ買い主のものとなっている
・不動産を購入したのに、所有権登記が売り主のままになっている
・取得時効により所有権を取得するため登記手続きを行いたい
など
４．その他
住民とマンション管理組合のトラブルなど。
